弔電を送る際に、注意すべきことがあれば教えてください。

弔電について知りたい

弔電と言っても、まったく聞いたことのない若い人もいるかも知れませんが、身近で葬儀を経験したことのある人などはご存じかも知れません。
ちなみに電報には嬉しいことをお祝いする祝電と、お悔やみを伝える弔電があり、弔電とは葬儀に対して、お悔やみの気持を伝える電報のことを言います。

今はお祝いでもお悔やみでも電話やメール1つでタイムリーに伝えることのできる時代なのに、なぜ電報なのか不思議に思っている人も沢山いるようです。
しかしこの古き良き慣習としてしっかりと根付いている弔電は、葬儀に参列できないときにお悔やみの気持をしっかりと届けてくれます。
しかし弔電を初めて使用する人にとっては、どんな準備をするのか、どのように送ればいいのでしょう。

弔電の準備をする

知り合いや親戚などが亡くなったという連絡があったときには、もし葬儀に参列しないのであればすぐに弔電の準備に取りかかることが必要です。
亡くなった連絡があったその日のうちに通夜が行われることもあるため、早めに行動を起こすことが大切となります。

悲しいお知らせが届いたら、葬儀はいつ、どこで、何時から執り行われるのか、喪主の名前は誰かという、この4つをしっかり聞くようにしましょう。
葬儀が行われるところは自宅の場合もあれば葬儀場の場合もありますが、しっかり聞いておかないと弔電を送ることができません。
この4つを揃え、遅れないためにもできるだけ早めに送るようにします。

弔電を送る

弔電を送る場合は、NTT、郵便局、インターネットから申し込むことができるようになっています。
電話からは19時まで注文は可能となっていますが、できるだけ早めに送りましょう。
ネットからは24時間注文ができ、花などと弔電がセットになっているものもあるので、色々なタイプから選ぶならネットからがおすすめです。

送り先に関しては喪主宛に送ることになりますが、どうしても喪主名が分からないときには故人の名前に「ご遺族様」を付けても問題ありません。
電報の場合、文字数で価格も変わってくるので、例えば電話でNTTに申し込みをすると、お悔やみの文章も幾つか紹介してくれるので、そこから選ぶこともできます。
費用は大体1000円~3000円が多く利用され、これは文章代と台紙代となっているタイプです。

弔電を送る注意点について

弔電は遅くても告別式のスタート前までには届かなければなりません。
逆に葬儀の後にお悔やみを伝えたいというときには、弔電ではなく葬儀後にお手紙を送るようになります。
弔電というのは、「何を置いてもとにかく」という緊急性の高い思いを表すという意味があるため、告別式前までに届くことが重要です。

またもし自分で文章を作る場合は、「生きる、死ぬ、長生き、早死に」など、生死にかかわる言葉は避けます。
また「重ね重ね、たびたび、いつもいつも」など重ねた言葉も禁句です。
他にも日本では四(し)九(く)などを使わないようにしたり、仏教的な言葉も遺族の宗教が分からないので避けるようにおすすめします。

忌引き休暇の日数って決まっているのですか?

忌引き休暇の日数は?

忌引き休暇というと、家族や親族が亡くなったとき、学校や仕事を数日間休むことができるというものです。
日数の決まりは法的には一切ありませんが、大体何日ぐらいの休暇がもらえるのでしょう。
忌引きの意味や、忌引き休暇はどのようになっているのか気になるところです。

忌引きとは?

昔は死というものを穢れと考えており、忌み嫌っていたと言われています。
「忌み」とは死や不浄なことを指し、身内に死者が出たことで、しばらくは不浄なので表に出ずに喪に服しなさいという意味があったのです。

他にも忌中というものも同じように、死者は四十九日まではあの世に上がれないので、その間は「忌み」であり、静かに亡くなった人を悼む期間とされています。
そのような考えからスタートした忌引きですが、今では死が不浄なものという考え方はなく、葬儀の準備、葬儀、葬儀の片付け、休養、という意味をこめて忌引きという期間が認められているのです。

忌引きの日数について

忌引きの日数については、両親、配偶者、子どもという一親等の関係の人がなくなった場合は一般的には約10日間となっています。
また父母の場合は約7日間、子どもの場合は約5日間、兄弟姉妹の場合は約3日間、祖父母は約3日程度です。

叔父や叔母といった三親等の場合は1日程度となっており、配偶者の父母は約3日間、配偶者の祖父母は約1日間、配偶者の兄弟姉妹も約1日間となっています。
これらも一般的な日数であり、会社や学校が決めた日数に従うことになり、公立学校などは自治体によって違いますが大体このような日数です。

注意すべきこと

忌引きという定めは、特に法律的に定めるべき決まりではないので、忌引き休暇の日数はそれぞれです。
まったく認められていない会社もあるんで、身内に何かあったときに初めて忌引きがないことを知ったという人もいます。
その場合は身内が亡くなって休んだとしても、有給としてカウントされてしまいうことになるわけです。

そのため就職活動などで会社を選ぶ際には、忌引きの決まりがどうなっているかで、福利厚生がしっかりしているかが分かるため、会社を選ぶときの目安にもなります。
忌引きの決まりがまったくないような会社は、社員思いの会社とは言えないとも言えそうです。
しかし現実には二親等までは忌引きという制度が設けられ、三親等以上は特に設けられていないというところが多くなっています。

本人や保護者の申告によって忌引き休暇を許可されますが、葬儀の挨拶状のような証拠の提出が必要な会社などもあると言われているのです。
そのためもし忌引き休暇制度を利用するときには、提出するものはないか、忌引きの日数は何日かなど、前もってチェックをしておきましょう。

お布施を渡すタイミングは?

葬儀や法要でのお布施を渡すタイミングはいつ?

葬儀や、その後の四十九日や3回忌の法要・法事など、ほとんどの場合僧侶を招いてお経を読んでいただくことになります。
しかしその場合どのようなタイミングでお布施を渡せばいいのか、そうそうあることではないのであまり詳しく知らないという人も多いはずです。
まして法要、法事のときには葬儀社もかかわらないことが多いので、誰にも相談できずに悩んでいる人も結構多いと言われています。

法要でお布施を渡すタイミングについて

まずお寺や法要・法事を行う施設の受付がある場合は、そこでお布施を出すようにしましょう。
しかしお寺などで行う場合、特に受け付けなどが用意されていない場合もあります。
その場合は法要が始まる前に僧侶の挨拶をするときに、渡すようにしてもOKです。

しかしうっかり参列者と挨拶をしたりしているうちに、法要が始まってしまったというときには、無理にそのときに僧侶にお渡しせず、法要が終わってから御礼の挨拶を兼ねてお布施をお渡しするようにしましょう。
基本として多くの人のいるところで渡すことは避けることが基本です。

ちなみに法事と法要を同じに考えている人も多いようですが、法要は故人を偲び、故人の冥福を祈る追善供養のことを言います。
そして法要とその後のお食事会などをひっくるめて、法事と言われているのです。

葬儀でお布施を渡すタイミング

葬儀でのお布施を渡すタイミングは、遺族側も突然のことで落ち着かないこともあり、葬儀社頼みになってしまうことも多いようです。
もちろんそのような状況を見越して、葬儀社でもしっかりサポートをしてくれますが、やはり遺族側でもできるだけ把握しておきましょう。

まず葬儀にお呼びする僧侶は、菩提寺の僧侶である場合は顔見知りの場合と、菩提寺が遠い場合は同じ宗派の僧侶を葬儀社が手配してくれる場合があります。
顔見知りならそれなりの挨拶があり、初めてお世話になるならそれについての挨拶なども必要です。
そのため葬儀が始まる前に僧侶が到着したときに挨拶に行くようにし、そのときにお布施をお渡しするようにしましょう。

基本的には葬儀社がタイミングを教えてくれるはずですが、一応僧侶が到着したらご挨拶をしたいので教えてくださいと葬儀社にも一言添えておくのもおすすめです。
しかしどうしてもタイミングが合わず、葬儀の前に渡すことが出来なかった場合は、式が終了して控え室に戻られたときに渡しても問題はありません。
葬儀のときには精神的にも冷静でないこともあり、その辺はずれてしまっても誰も責めることはないはずです。

僧侶にお布施を渡すときのマナー

僧侶にお布施を渡すときには、やはりマナーがありますが、まずお布施はお布施袋や不祝儀袋に入れて渡します。
手渡しではなくお盆に乗せて僧侶に取ってもらうようにしますが、使用するお盆は切手盆という黒塗りの小さいものを使用しましょう。

もしこのようなお盆がなくても、小さめの黒っぽいお盆があればそれを使用してもOKです。
また葬儀社で用意してくれる場合もあるので、一応前持って聞いておきましょう。

もしお盆がない場合は袱紗(ふくさ)にお布施を包み、僧侶に渡すときに袱紗から出し、袱紗に乗せて渡すようにします。
袱紗の色は地味目なものを選ぶようにしますが、紫なら慶事でも使用できるので便利です。

ご焼香の回数は決まっていますか?

御焼香とはどういう意味があるのか

人がお亡くなりになると通夜、葬儀が執り行われます。
ご遺族は、大切な人がお亡くなりになったという現実を捉えないままに、通夜となるのですが、それも心を落ち着かせるために必要なことなのかもしれません。

通夜、葬儀では仏式の場合、必ずご焼香を行います。
このご焼香はどういう意味があって行う事なのか、御焼香の意味を知らずに行っている方も多いです。

御焼香を行うのは、お亡くなりになった方に芳香を捧げることで、深く敬い慎み心を捧げるという意味をもっています。
香りで邪気を払うという事は古くから行われていることで、これは御線香を手向けるという事と同じです。

儀式によっては抹香を用いる事が多いという事で、御焼香という言葉を抹香をあげる、という意味になっており、御線香を利用するは御線香をあげるといい分けている方もいます。

抹香というのは香木を砕いた細かい木片のことで、抹香を利用する事もありますし、御線香を利用する事もあります。

御焼香に関する言い伝え

御釈迦様の弟子で兄弟の高僧が故郷に御堂を建て、御釈迦様を迎えようと敬慕する気持ちを持ってお香をたいた、するとその煙が御釈迦様の下へ天蓋(きぬがさ)となって届きました。

二人の兄弟の心を悟ったお釈迦様はお堂に出むいて説教した、この事からこの兄弟のように心を込めて香をたきながら念じれば御釈迦様が姿を現してくれる、説法してくれるという信仰が生まれたといわれています。

この言い伝えでは御釈迦様への祈りという事になっていますが、葬儀の場合は、お亡くなりになった方への感謝の気持ちと、さようならという気持ち、またこの先もずっと忘れないという気持ちを込めて香をたきます。

ご遺族にとっては、香をたき御焼香を行うことで、少しずつ大切な人が故人となったことを受け入れ、現世から無事に向こうの世界に行けるようにという思いを強くするのです。

御焼香の仕方を覚えよう

宗派によって違いがあるのですが、御焼香は故人のご冥福をお祈りする気持ちが最も大切です。
御焼香の仕方としては、座って行う座礼、座って香炉を手元において御焼香をしたら隣の人に回すという回し焼香、立って行う立礼があります。

宗派による違いがありますが、基本的な御焼香の仕方としては右手の人差し指、親指、中指の3本を利用し抹香を少量つまんで手を返して額の高さに持っていきます。
この額の高さに持っていくのを、「押し戴く」と表現します。

次に左の炭がはいっている方の航路に少し移動させ、指をこすりながらバラバラと抹香を落とします。
この際、お数珠は左手にかけて行います。

御焼香の回数も宗派によって違いがあります。
1回、3回等意味を持っている場合もあります。
額に押し戴く際にも作法が宗派によって違うという事がありますので、お亡くなりになられた方がどの宗派なのかを確認し、行う方がいいでしょう。

袱紗の色って決まっていますか?

葬儀・法事で利用する袱紗について

葬儀や法事で香典をお渡しするときに利用する袱紗、これは何気なく利用しているという人もいると思いますが、色の違いがありますし、実は包む金額によって最適される袱紗の種類などもあるのです。

弔事に使用できる色というのも決まっているので、それを知らずに慶事用の袱紗を利用してしまえば、相手は非常に嫌な思いをしますし、マナー知らずのレッテルを張られてしまいます。

社会人になってある程度の年齢になると葬儀に参列する事も多くなっていきます。
また人の死というのはいつ訪れるのかわからないので、若い世代であっても葬儀に参列する基本的なマナーや袱紗、金額などについてしっかりと理解しておく必要があります。

袱紗の色、金額による色の違い

葬儀、法要などの弔事で使用する袱紗の色、結婚式などで利用する慶事の袱紗の色は違います。

葬儀や法要で利用する袱紗の色は、寒色系で、紺色、深緑、灰緑、緑、うぐいす、灰青、グレー、紫です。
包む金封によっても最適とされる種類があるので、金額によって種類を替えるという事も理解しておくといいでしょう。

ただこの金額によって種類を替えるというのは、必ず・・・という事ではなく、袱紗の種類で金額を示すことができるという事なので、絶対に替えなければならないという事ではありません。

袱紗の種類は金封袱紗、爪付袱紗、台付袱紗があります。
金封袱紗は金封を入れやすいように袋状になっているもので、最近はこの金封袱紗を利用される方が多いと思います。
この袱紗に入れる実際の金額は1万から3万です。

爪付袱紗は最もシンプルな四角い布状になっているもので、この袱紗に入れる金額は3万円以上とされています。
台付袱紗は、簡易の切手盆が付いているもので、これも3万円以上の香典を持っていくときに利用する袱紗です。

金封袱紗は略式と呼ばれ、最近は良く利用されていますし、若い世代は包むときに折る順番を気にすることもないのでこれを選択する方が楽かもしれません。

また慶事、弔事いずれにも利用できる袱紗の色として、紫があります。
袱紗を慶事、弔事に分けて利用しないという事なら、紫の袱紗を購入しておくと間違いありません。

袱紗の包み方も覚えておこう

金封袱紗の場合、金封を入れる袋となっているタイプなので、向きだけ間違う事がなければ、マナーよく利用できます。
開く方が左に来る、つまり袋、金封を入れる方が右に来ます。

右側の袋部分にお金を入れて、口を閉じます。
逆に袋部分が左に来るようにいれるのは「慶事」となってしまうので、向きだけ、しっかり間違わないようにします。

爪付、台付の場合にも基本的に左開きです。
袱紗をひし形に置き、その右の角よりに香典を置きます。
香典に右の角部分の布を折って、次に、上下の角を香典の方に折り、最後に左を折りこみます。

数珠の持ち方って決まっているのでしょうか。

念珠とも言われる数珠について

法要、葬儀などで利用される数珠は、念珠ともよばれ仏様、菩薩様、またご先祖様を拝むときなどに利用されるものです。
数を念ずる、数を記す、念仏を唱え手を合わせるなど、数珠は宗派によっても意味が違います。

日本は一般的な葬儀が仏式の葬儀となりますので、通常、葬儀の際には数珠を利用することになり、大人になればほとんどの方が持っているでしょう。

数珠はどこからきたものなのか

数珠の期限は、インドにあるといわれています。
古代インド、ヒンズー教のバラモンが儀式に利用していたもので、これがやがて密教の僧侶が利用するようになり広がりました。

日本は貴族仏教徒が利用するようになり、その後鎌倉時代に入り、一般の方々も仏教徒の方々が利用するようになったものです。
数珠は葬儀や法要の際に利用するだけではなく、持っていることで守護されるとも言われ、お守りという意味も持っていますし、福を授かるとも言われています。

数珠の形式と持ち方について

数珠は宗派によって違いがありますが、通常、108個の珠が二重になったもので、これに、房、飾り玉が付いています。
108個の珠は、煩悩の数を表していて、宗派によって異なるのですが、54個、36個、27個など玉の数が少なくなった一重の略式の数珠が利用されていることが多いです。

また男性用と女性用の違いもあり、男性の物は珠そのものが大きく、女性用は珠が小さく作られているという違いがあります。

数珠の持ち方ですが、座っている時には左手首、歩くときには房を下にして左手で持つという規則があります。

数珠を持つ手が左というのは意味があり、左手は仏様の清浄な世界をあらわし、右手は信仰の世界、今私たちが生きる現世になります。
そのため、不浄の手で持つことなく左手で持つことが正式とされているのです。

御焼香の際の数珠は?

御焼香の際には、これも宗派によって違いがありますが、房を真下にたらし、親指とほかの指にかけ、親指で軽く抑えるようにして両手を伸ばし、合掌の形にします。

お席を離れるという場合、椅子におく、また畳の上に置くことがマナー違反となるので、必ずバッグにしまう、ポケットに入れるなどします。

お子さんはこうしたモノをすぐに遊ぼうとしてしまいますが、遊ぶものでは無いことを親御さんからしっかり小さいうちに教育しておくべきです。

ちなみに・・数珠がきれることは悪い事の前触れとか縁起が悪いといいますが、ここはそう考えず、仏様が悪い縁を切ってくれたと考えるべきといわれています。

長い間利用していれば数珠を繋ぐ糸が切れることも珍しくありません。
数珠がきれるということは、その分、しっかりと念仏、祈りに励んだという証拠になります。

数珠がきれるとえん偽が悪いのではなく、一生懸命に祈った証拠として考えます。
またこの切れてしまった数珠は供養を行ってもらったり、まだこの先利用するようなら、仏具店にいって直してもらうといいでしょう。